MTBとはMountain Bikeの略称でマウンテンバイクの事。その名前の通り、山道などの悪路を走るために考えられた自転車、それがMTBです。但し岳地帯(オフロード)だけでなく、通常の道路(オンロード)でも走ることができることがMTBの人気につながっています。つまり、街乗りでも快適に走られる特性を備えている自転車がMTBなのです。
MTBでは、フレームが頑丈、サスペンションが衝撃を吸収、ブロックタイヤを装備して荒地から舗装路まで、どこでも走れるように設計されています。どこでも走れるという事から、以前はATB(All Terrain Bicycle、オールテラインバイク、全地形対応型自転車)と呼ばれていました。このように未舗装路・山道を走るために作られた乗り物がMTB(マウンテンバイク)です。そのためクロスカントリー(未舗装路の周回コースで競争するレース)やダウンヒル(未舗装の下り坂コースでタイムを競うレース)でも使用されています。元々悪路を走る事を想定して設計されているため、その安定性能は抜群です。同じスポーツバイクに属するロードバイク、クロスバイクと比較しても圧倒的な安定感を誇る自転車がMTBです。
■以下にMTBの特徴をまとめます。
上記は一般論として言及される事が多い特徴です。舗装路を速く走ることを考えるとロードバイク(ロードレーサー)に軍配が上がります。しかし、フラットハンドル(平らなハンドル)であるために操縦が容易。タイヤが太いので街中でよく見かける段差に乗り上げてもパンクしにくい等、街乗り(タウンユース)でもがんがん乗り回せる自転車が、MTB(マウンテンバイク)なのです。
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